東北に大きな爪跡を残した東日本大震災直後、ガスも電気もストップした暗い国分町を歩いていると街の中でちらほらと見える飲食店の明かり。本当に数えるくらいしかなかったのですがその灯りを見て安心したと同時に自分もその一つになりたいと思いました。
その後食糧を求めて疲れ切った顔でアーケードを歩いているとラジオから流れてくるアンパンマンの歌。「あー、アンパンマンだー」とそれを聞いて笑顔を取り戻す子供を見てアニソンの持つ力を実感。この時沸き上がったのが「自分にも何か出来ないか」という思い。
それと同時に以前から「こんな店があったら行きたい」と思っていた店でこれが実現できるんじゃないか。誰もやっていないのなら自分が作ってしまえばいい!これがアニソン酒場の始まりでした。
今では仙台のアニソンバーでは初となる2号店も出店し私の思いに共感して下さった多くのお客様に愛され続け、自分にとってもかけがえの無い大事な場所になりました。これからも一人でも多くの人に元気になってもらえるようスタッフと共に頑張ってまいりますので今後ともアニソン酒場をよろしくお願いいたします。